2015年1月9日金曜日

柏木市民センター(2014.12.13)

こんにちは!みちのく博物楽団です。1213日に柏木市民センターさんで「あつまれ~!博物館好き!化石好き!」というイベントをさせて頂きました!今日はその時の様子を写真と一緒に振り返ってみようと思います。今回のイベントは、化石とはなんなのか?という小学生の素朴な疑問を一緒に考え、実物をみて、そして仙台にはどんな化石があるのかを知ってもらうことが目的です。



小学生のころって(私達は今でもですが)化石を見ると興奮しますよね?それが恐竜やアンモナイトの化石など、遙か昔に思いを馳せるお手伝いをしてくれるものならなおさらです。特に恐竜の化石ってかっこいい!という素朴な憧れもありますし。でも、化石とは何なのか?どうやってできるのか?という疑問に答えるのは簡単ではありません。第一部のお話パートでは楽団長の條さんがそんな疑問をわかりやすく説明してくれました。低学年の子どもたちが参加者の大半でしたが、彼らも、そして保護者のみなさんも興味津々で聞いていてくれましたよ!さすが楽団長!



そしてそして!仙台は昔海の底で、仙台駅の下から鯨の化石が見つかっているという話になると子ども達の食いつきっぷりは最高潮に!「えー!掘ってみたい!!」という素直な感想も聞こえてきました。こちらとしては嬉しい反応ですが、本当に道路や駅を掘り返そうとしないで下さいね?



短い様で実は長いお話パート(20分ちょっと)を最後まで興味津々で聞いてくれた参加者のみなさん。続いて、実際に仙台の竜の口と呼ばれる地域で見つかっている生き物の化石にはどんなものがあるのかをより分かってもらうため、ホタテや鯨、サメにエイ、二枚貝、イルカ、そしてゾウを折り紙で作ってもらいました。これらの生き物はみんな仙台市内で化石が見つかっているんですよ!




最初にみんなでホタテを折った後はそれぞれ好きなものを折ってもらいました。そして出来上った作品を昔の仙台が描かれた大きな模造紙の上に張ってもらい、まだ仙台市街地が海の底にあったころをみんなの折り紙で復元しました!みんなの折り紙はペンで目や口を描いたりシールを貼ったりしてくれたので、どんな分厚い図鑑にも載っていないここだけの仙台竜の口がよみがえりました。海にゾウがいたりイルカが空を飛んでいたりと、多少現実とはずれがあったかもしれませんが、小さい子どもの発想の自由さに私達大学生は感心の声を上げっぱなしでした。



まとめると、このイベントを通じて参加してくれた子ども達が、化石のことを知り、昔の仙台の姿を想像し、そして折り紙を楽しみながらどんな生き物が暮らしていたのかを目の前にしてもらうことができたのではないかと思います。私が小さい時にこんなイベントがあったならもっと化石に興味をもてていたのかなあなんて考えながらの活動報告でした!最後まで読んで頂きありがとうございました!

(文・写真:半谷明寬