2014年3月20日木曜日

南三陸化石の学校に参加しました!

2月16日、南三陸町ポータルセンターで行われた「南三陸化石の学校」にスタッフとして参加しました。

前日、仙台では記録的な大雪...
どうなることかと思いましたが、当日はすっかり晴れて一安心!

午前中は会場設営と雪かきであたふた...

12時開場!10分前にはすでに大行列が...!

みちのく博物楽団の持ち込みコーナーは、「アンモナイト拓」です。

南三陸産の化石は押しつぶされてペッタンコ。
この化石に用紙を乗せて、好きな色のクーピーでごしごしこすると、魚拓ならぬアンモナイト拓のできあがり!
子どもも大人も夢中でこすっていました。
出来上がったアンモナイト拓に自分の名前を書いて、ひもを通したら名札の完成です。

このほかにも、化石スタンプを押したキーホルダーを缶に詰め込む「歌津魚竜缶」、キラキラシートでつくる「魚竜のきらきら☆しおり」、ドイツ人地質学者のナウマン博士が130年前に南三陸で発見した貝化石の「モノティス化石レプリカ」など、化石好きにはたまらない工作ワークショップが盛りだくさんでした。

工作だけではなく、古生物復元画家・小田隆さんによる「恐竜の描き方教室 ティラノサウルスの頭部を描こう!」や魚竜化石研究者・中島保寿さんによる「南三陸の化石研究最前線!―中島博士が語る魚竜化石の今―」といった講演があり、子どもから大人まで楽しめるイベントになりました。

半日で150人近くもの参加者が来場し、会場は大賑わいでした。
南三陸は、世界最古級の魚竜「ウタツサウルス」をはじめとする日本で唯一の魚竜化石産地です。
魚竜以外にも、アンモナイトや二枚貝などのたくさんの化石が採れることで有名な場所です。
今回の「南三陸化石の学校」を通して、地域の人たちに地元の自慢をちょっとでも知ってもらえたのではないでしょうか。
ここで知った化石のことを、いろんな人に自慢してもらえたら嬉しいです。
(文:白井孝明 写真:鹿納晴尚,白井孝明)